アニメ漫画の都市伝説


奈良県に橿原市昆虫館という自然博物館がある。
ここでは、昆虫標本および化石標本を1000点以上展示している。

2013年5月、この昆虫館で展示されているタランチュラ(♀)の名前を募集したところ、400通を超える応募が届いたそうだ。

投稿された名前には「タランちゃん」や「チュラちゃん」など、タランチュラにちなんだ名前が多かったようだが、それらの中から選ばれた名前は、なんと「ほむほむ」であった。

「ほむほむ」といえば、『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物「暁美ほむら」のファンによる愛称だ。

「毛むくじゃらで歩く姿…ホムホムしててかわいい~!」とのことから名付けたらしいが、ネット上では、「これは確信犯」などと話題に。

タランチュラにまで影響を及ぼす『まどマギ』なのであった。

まどか達が初めて結界に迷い込んだ際に奇声のような歌で歓迎した薔薇の魔女の手下「Anthony(アントニー)」。
綿のような頭で、口元にはヒゲが付いており(口は無い)、細長い体と腕が生えている。下半身は蝶になっていれ、歩くときは羽で歩くという。

Anthonyとはラテン語で「計り知れないほど貴重な」を意味する。


第1話で、まどか達を取り囲んで、Anthonyが一斉に歌を歌うシーンがある。

その歌はドイツ語であり、同時に浮かび上がる魔女文字も同じ文言であると噂されている。


<ドイツ語>
Das sind mir unbekannte Blumen.
Ja, sie sind mir auch unbekannt.
Schneiden wir sie ab.
Ja, schneiden wir sie ab. 
Die Rosen schenken wir unserer Konigin.
Und die schlechten Blumen steigen auf die Guillotine. 
Ja, schneide sie ab! 
Ja, schneide sie heraus! 

***

<日本語訳>
この花々は私には分からない花々だ
そうだ、あの花々は私にも分からない物だ
じゃあ、切ってしまおう
そうだ、切ってしまおう
薔薇は僕らの女王様へ
悪いお花はギロチン送り
ヤァ!チョンと切れ
ヤァ!切り落とせ

***

見たことのない花の首を切る事により、花は赤く染まり、薔薇に変わるのでは?と言われている。

ちなみに、この歌は女性声優陣の合唱だそうだ。

魔法少女は、魔法少女の証としてそれぞれがソウルジェムを持っている。

ソウルジェムは魔法を使ったり、恨みや妬み、怒り、絶望などの負の感情を抱く事により穢れていく。
魔女を倒す事によって得られるグリーフシードにより、ソウルジェムは浄化することが出来る。

また、穢れが溜まりきってしまうとソウルジェムはグリーフシードへと変質し、魔法少女は魔女になってしまうのだ。


第10話にて、ワルプルギスの夜を倒す事に成功したまどかとほむら。
だが、二人のソウルジェムは穢れが溜まり限界になろうとしていた。

共に横たわる2人の手にはソウルジェムが握られている。

お互い「グリーフシードはもう持っていない」と会話を交わす。
このままでは2人は魔女になってしまうのだ…。

ほむらは「2人でこんな世界滅茶苦茶にしちゃおうか」と、諦め果てていた。

その時、まどかがグリーフシードでほむらのソウルジェムを浄化した。

実は、まどかはグリーフシードを隠し持っており、ほむらの能力に懸けたのだ。

ほむらはまどかを救う約束をし、まどかを自らの手で殺めた。


この時ほむらを救ったグリーフシードだが、特徴的な柄や音符の模様からOktavia(オクタヴィア)のグリーフシードだったと推定される。

オクタヴィアは美樹さやかが変化した魔女だ。

まどかは、親友だったさやかの形見として、彼女のグリーフシードを保持していたのだろう。

結果的にはさやかのグリーフシードがほむらの魔女化を防いだ、ということになるのだ。

ティロ・フィナーレ(Tiro finale)とは巴マミの必殺技の名称だ。
劇中では同技の掛け声として使用されている。

これはイタリア語で、「最後の射撃」を意味している。

彼女の魔法攻撃は、単発のマスケット銃を大量に召喚し、射撃するというスタイルである。
ティロ・フィナーレは物理的にはありえない大砲クラスの巨大な銃を抱え、「ティロ・フィナーレ!」の掛け声とともに一気に撃ち抜く技だ。

実は、この「ティロ・フィナーレ」、当初の脚本では「アルティマシュート」という名称だったという。
だが、アフレコの段階で「かっこ悪い」という理由から、急遽ネットで各国の言葉を調べ、その結果として「ティロ・フィナーレ」に変更されたのだとか。

なお、本作に登場する魔法少女で必殺技を持ち、必殺技名を叫んでいるのは巴マミのみである。

「魔法少女まどか☆マギカ」を普通の魔法少女アニメと錯覚させる為に脚本家の虚淵玄が仕掛けたトラップだとも言われている。

「Charlotte(シャルロッテ)」は第3話で登場したお菓子の魔女だ。
病院の外壁に突き刺さっていたグリーフシードから孵化した魔女である。

第1形態は可愛らしい容姿だが、第2形態時の恵方巻きの様な姿で巴マミを襲うシーンは、多くの視聴者に衝撃を与えた。

このシーンのインパクトが『魔法少女まどか☆マギカ』の話題性を高めたとも言える。
そして、一番人気のある魔女と言っても過言ではないだろう。


このCharlotteだが、元々は小児ガン患者の少女だったのではないかと噂されている。

Charlotteの結界内には手術室など病院に関連したものが幾つも登場しており、実際にアメリカ・ノースカロライナ州にシャルロット癌センターというものが存在するのだ。

また、魔女結界内で一瞬だけ「1」「9」「3」「5」と数字が表示されるのだが、最初の抗癌剤、「ナイトロジェンマスタード」が開発されたのが1935年だという。

Charlotteは、お菓子を無限に生み出す事が出来るが、チーズだけは自分で作ることが出ない。
そして、実際に抗癌剤治療してる間は、お菓子は食べて良いものの、チーズや発酵食品を食べる事は出来ないそうだ。

さらに、無限に再生している第二形態は癌細胞をイメージしているのでは?とも言われているとか。

これらの理由からシャルロッテは小児ガン患者説が浮上したようだ。

「シャルロット」というと、回りにフィンガービスケットを貼り付けたお菓子のことだ。そうしたことも全部ひっくるめて「お菓子の魔女シャルロッテ」なのだろう。

病室で上条君が「この人の演奏は本当にすごいんだ」と褒めているヴァイオリニストのモデルは、ソ連(現在はウクライナ)のオデッサ出身のユダヤ系「ダヴィッド・オイストラフ」だそうだ。

また、劇中で流れている曲は、ロシア出身の作曲家でありピアニスト、指揮者も務める「ラフマニノフ」の「ヴォカリーズ」だとか。 

また、ケースには「ヴァイオリンとピアノのための作品集」と記されており、CDから曲目が読み取れる。

これらは宇田川杰子&リフシッツによる「ラフマニノフ - ヴァイオリンとピアノのための作品集」と一致するそうだ。

第8話で、美樹さやかは電車で2人のホストと乗り合わせる。

そのホストたちは、女性から徹底的に金を搾り取るといった内容の会話で盛り上がっており、たまたま会話を聞いたさやかのソウルジェムを急激に濁らせることとなる。

実は、このホストたちの会話は、本作の脚本担当である虚淵玄が実際に満員電車の車内で耳にした会話だという。しかも、本当は作中のセリフよりもひどい会話だったらしい。

監督の新房昭之は、あまりにも浮いているシーンのため、わざわざ白黒演出で強調したという。


ちなみに、ショウさんと呼ばれていたホストAの声優は飛田展男、ホストBは三木眞一郎という超豪華キャストだった。

これは、シナリオの展開から高い演技力が必要なセリフのため、音響監督の鶴岡陽太が二人を出演させることにしたのだとか。

偶然にもここでガンダムパイロット、カミーユ(飛田展男)と(ロックオン)の夢の共演が実現したのだった。

マスコット的な外見をしたキャラクター「キュゥべえ」とは「インキュベーター(英語: Incubator)」と呼ばれる地球外生命体の端末である。

劇中では明言されていないが、その意味は孵卵器であり、ソウルジェムから魔女を孵化させる「キュゥべえ」の役割をそれとなくほのめかしている。
その設定を反映したせいか「キュゥべえ」の背中には卵形の模様が描かれている。

口や目を動かさずに喋るという不自然さを強調した演出がされていたが、これは監督の新房による発案だそう。
元は動物型のキャラクターが口を開けて人語をしゃべることに違和感があることから提案されたものであったが、実際に映像化してみると怪しくなってしまったと述べている。


確かに、邪悪な表情は見せずともアップや意味深な描写が多用され、不気味で邪悪な印象を視聴者に植え付けた。

耳から生えた羽にはリングが浮いているが、これは宇宙感を出したかった、ということらしい。

キュゥべえのセリフ「僕と契約して、魔法少女になってよ」が元ネタの、「僕と契約して、○○になってよ」は、2011年度ネット流行語大賞銅賞を受賞するほど話題となった。

第1話 - 第9話、第11話のオープニングテーマ曲の『コネクト』。
(第10話、第12話(最終話)にはオープニングが無く、直接本編が開始されエンディングとして使用。)

いかにも明るい、正統派の魔法少女アニメのオープニングだと思わせるような映像である。

本編3話から始まる深刻な内容との落差が話題となり「オープニングは詐欺」とも言われたそうだ。

しかし、第10話で「暁美ほむら」の過去が明らかになると、歌詞の内容が「ほむら」の心の中にある思いや感情を歌っていると示唆されるようになる。

このことを第10話まで視聴者に悟られないように、オープニング映像は意図的にまどか中心で描かれているのだそうだが、実はこの映像がほむら視点から見たものであるという解釈での演出を終盤に付け加える構想もあったという。

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』第3話における巴マミのような最期を迎えることを「マミる」と呼ぶ。

魔女「Charlotte」に対し優勢に立っていたと思われた巴マミだったが、突然巨大な第二形態へと変貌した「Charlotte」に首から上を一呑みにされてしまう。

その衝撃的な姿は視聴者に強いインパクトを与え、巴マミと言えば件のシーンと広く認識されるほどになった。

ちなみに、インタビューで脚本の虚淵玄が「マミった」という言葉を使用したり、BD/DVD第2巻のオーディオコメンタリーにてキャスト陣が「マミられた」を連呼していることから、「マミる」という言葉とその用法は制作側にも浸透しているようである。

さらに、2012年版「現代用語の基礎知識」に掲載されるほど話題の言葉となった。

その定義は「悲惨な死に方をする」となっている。

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