「化物語」から始まる一連の「物語シリーズ」。

21世紀初頭の日本の田舎町を舞台とした、阿良々木暦(あららぎこよみ)と彼に出会った少女たちの、「怪異」に関わる不思議な物語である。


2009年、「化物語」のテレビアニメ化を皮切りに、続々とシリーズがアニメ化。

その「物語シリーズ」アニメ化に関する小ネタを紹介する。


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■阿良々木暦(あららぎこよみ)

「化物語」のアニメ化が決定した時点では、原作に男性陣のビジュアルはまったく存在しなかった。

「阿良々木暦」といえば“アホ毛”と“隠れた片目”が特徴的だが、実はこの設定は、かの名作妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」をリスペクトしているという。

…確かに鬼太郎は妖気を感じると髪が立つし、片目も隠れている。


またアニメ化以降、「斧乃木余接(おののきよつぎ)」には“鬼のお兄ちゃん”と呼ばれており、作中では鬼畜の“鬼”ではあるが、鬼太郎の“鬼”との共通性も見られる。


■忍野メメ(おしのめめ)

阿良々木暦の他にアニメ化で初めてビジュアル化されたキャラクター。

原作で忍野は、30代のおっさん、サイケデリックなアロハ服、ボサボサの髪、汚らしい風体…などと表現されている。

そのため、体重について明記はされていなかったが、多くの読者は小太りなおじさんのイメージがあったようだ。

しかし、実際のビジュアルはすらっとした金髪のお兄さん。

意外にも“イケメン”風に描かれたことに驚いた読者も多かったという。


ビジュアルの由来は不明だが、萌えキャラのような“メメ”という名前には由来がある。

それは、つげ義春の漫画『ねじ式』に登場する“メメクラゲ”なのだそうだ。

このメメクラゲは実在の生物ではなく“××クラゲ”と書いたところ、誤植でメメクラゲになったのだとか。


ちなみに、「物語シリーズ」は可愛いヒロインがたくさん登場する作品だが、「ねじ式」は萌えキャラとは程遠い作品である。