「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」などの作者として広く知られる野球漫画一筋の漫画家・水島新司氏。

あるとき、水島氏はソフトバンクの王貞治監督と対談をしていたという。

あぶさんは漫画の中でソフトバンクに所属、60歳を過ぎても現役でプレーしているという設定だが、王監督はそのことを知らなかったそうだ。

そしてあぶさんの話題になったとき、王監督は水島氏に軽い気持ちで
「あぶさんってまだ現役なの?」
と尋ねた。

すると水島氏はキレて大声を上げ、
「王監督!あんた、どんだけあぶさんに助けられたと思ってんだ!」
と言い放ったという。

水島氏は現実と漫画がごっちゃになって、その狭間がわからなくなることがあるそうだが、この時はあぶさんが本当にソフトバンクに所属しているつもりになっていたらしい。