アニメ漫画の都市伝説


カテゴリ:機動戦士ガンダム

“シャア専用=赤”

この設定は元々、第一次大戦時のドイツ空軍のエースパイロットであった、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵という実在の軍人の故知にあやかった設定だという。

彼は、自分の乗っていた戦闘機に真っ赤な専用塗装を施し、多大な撃墜数を誇っていた。

そして敵味方双方から「赤い男爵」と呼ばれていた。

そうした故事を取り入れ、シャア専用機に赤い専用塗装を施している、という設定になったのだとか。


しかし、シャア専用機の色は実際はピンクである。

“大量に余ったピンクの絵の具を流用したから”

これは良く知られた話だが、実は正しくない。

ガンダムでピンク色が多用されたのは事実だ。

サーベルやライフルの閃光、モノアイ、爆煙等、光っているものを表すために、象徴的に使われている。

ではシャアの機体にピンク色が使われたのはなぜか。

当時、S社がセル画に使っていた色の数、つまり絵の具の色数は82種類しかなかった。

その中で赤色と呼べるものは三つ。

・背景や汚れの表現に使われる鉄錆色の赤
・ガンダムの用の赤(腹や盾)
・ピンク色


シャアの機体とガンダムに使われる赤が同じになってしまっては、組み打ちしたときにお互いの色が溶け合って見づらくなる。

ということで、残ったピンク色を使うことになったというのだ。

さらに、雑誌のモノクロ原稿にスチルが載る際の見え方も考えられていたのだとか。

ピンク色と緑色をモノクロにしたとき、同じ明度でも、ピンク色は水色や緑色よりも濃くなる。

つまりピンク色のシャア専用ザクは、緑色の量産型ザクよりも暗く重い色合いになり、モノクロ記事でもそれが敵のリーダーの機体であることが判るようになる、ということなのだ。

では、なぜ“ピンク色が余っていた”という説が出まわることになったのだろうか。

これは憶測だが、スタジオにピンクの絵の具が沢山あったということが、ピンクが余っていたという話へと転化したのではないだろうか。

ピンクが多用されているためピンクの絵の具は沢山あったのだろう。

逆に後半は絵の具が不足した、という話もあるのだが…これらの話の出どころには、アニメスタジオの台所事情が深く関わってくるのかもしれない。

日々、大量に消費される絵の具。

セル用の絵の具が注文してすぐに手に入る物ではない場合、どんなに気をつかっていても不足は起こりうるだろう。

届くまでに時間がかかればかかるほど、当然ながら的確な発注が困難となる。

従って…



他の作品でも起こりうることかもしれない。

「赤い彗星」なのに「ピンク色」

ここに疑問を持った人が様々な憶測をしたことが噂の出どころなのかもしれない…

かつて韓国が国策で日本文化の自国流入を制限していた時期の話。

その頃、公式には存在しないことになっているのだが、ガンダムの人気は韓国でも大変なものだったのだそうだ。

そのため韓国国内では、本物のガンダムが上陸する以前から有象無象の似非ガンダムが生み出されていた。

ある時、ガンダムに関する正統な権利を有する某企業が、韓国においても「ガンダム」を商標登録することになった。

ところが、韓国の業者から

“韓国ではガンダムとはロボット一般のことをさす普通名詞なのだから商標登録するのはおかしい”

と反撃を受け、あろうことか裁判で敗訴した…という都市伝説があるのだ。

“ガンダムが「韓国のロボットの総称である」”

長らくの間、「さすがにそれはないだろう」という意見が大半であったが、ある時期から事の顛末を年表形式でまとめたコピペが出回りはじめたことで流れが変わった。

以下、コピペ。
*****


ガンダム訴訟年表

1991  ホビープラザ、ガンダムを韓国へ商標を登録する。

1993  商標登録完了する。

1995  韓国の業者が創通相手に商標登録無効を訴える。
(主張:1981年から10年以上(!?)ガンプラを作っている。他の業者も自由に(!?)販売制作してきた。だから1991年の商標登録の時にはガンダム=空想ロボットの図式が出来てる。ゆえにロボット物の玩具にガンダム以外の名称を付けると、消費者に誤認をもたらすので登録は無効ニダ!)

1997  バ韓国の特許庁が納得して商標登録無効の審判を下す。

1998  創通ドタマにきて業者を逆提訴。
(主張:間違えるわきゃねーだろ、ボケ!)

1998  慌てた韓国の特許庁が1審を取り消し、訴訟費用も被告持ちへ。 

*****

もちろん、これだけでは信憑性に欠ける。

だが、韓国は著作権保護に対する意識が低いようで、盗作された日本の作品も数多く存在するのが現実。

結局、最後は商標登録をすることができたようだが、韓国に対するそういったイメージがガンダム裁判という都市伝説へと発展させることになったのかもしれない。

TVシリーズ「機動戦士Ζガンダム」20周年作品として、2005~2006年にかけて放映された機動戦士Ζガンダム劇場版3作品。

この劇場版Ζガンダムで、フォウ・ムラサメ他、多くの声優がTV版とは別の声優に変更された。

TV版から見ていた人は不満に思い、様々な憶測が飛び交った。

元々、劇場版制作決定の際に発表された声優はTV版と同じキャストだったが、ファ・ユイリィ役の変更発表を皮切りに、メイン・サブを問わず多くのキャストが変更となった。

ファンは不安の声をあげたため、TV版でフォウ役を担当した島津冴子氏は、事の経緯を自身のサイトに公開した。

要点をまとめると

*****

1. 総監督の富野は島津冴子にフォウをやらせるつもりでいろいろ打診していたが、音響監督の藤野の不手際で島津がオーディションを受ける機会を失っていたことがわかった。
※藤野は島津冴子と連絡がつかなかったことで、引退したと思い込んだ、という話もある。

2. 島津冴子自体は「当時のフォウの芝居に満足がいっていなかった、やれるならまたやりたい」という意思を示していた。

3. 同時に、監督の意向なら仕方ないとも思っていたが、これは聞いた当時に藤野に否定された。

4. 富野が「音響監督に騙された」と弁解した。

*****


これは総監督・音響監督の了解を得た上での公開であった。

しかし、ここに記されていた内容が更に騒動に火をつけることになる。
これが真実ならば、音響監督の行動はプロとしてはあるまじきこと。

さらに“(島津に代わってフォウ役となった)ゆかなが不倫を思わせる発言を過去にしていた””如何わしい営業で決めたから藤野はそう弁解せざるを得なかった”などと、虚偽や憶測が飛び交ったりしたことでまたも炎上。

こうした事態の中、劇場版Ζガンダムは公開された。

最終的に総監督の富野氏が劇場版公式サイトで島津冴子によってまとめられた手記を否定するような内容を発表。

これに対して島津冴子による反論は一切なく、全てが不明瞭なまま事態は終息した。

そもそも、劇場版アニメ再編成でのキャスト変更はよくあること。

当初は主役のカミーユ役である飛田展男でさえ落とす事を前提にしたオーディションへ呼んだという逸話もあるのだ。

フォウ役の声優でここまでの騒動になったのは、フォウというキャラクターによるものなのかもしれないが…

しかし、そこまで珍しい事態ではないにも関わらずここまで炎上したのは、思い込みだけで語るガンダムファンが多かったからではないだろうか。

また、島津冴子はこの一件が原因で業界を干されたと言われることもあるが、これは手記の中でも元々「最近アニメに出る機会は少ない」と言及していることであり、事実無根の単なる噂であろう。


結局、富野氏が公式サイトに公開した内容が真実なのか、島津冴子の手記が真実なのかは明らかになっていない。

主題歌であり、挿入歌でもある『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』。

当初の予定では、この曲は挿入歌としてだけ使用する予定で、主題歌は同曲のカップリング曲である『君を見つめて -The time I'm seeing you-』になる予定だった。

しかし、ラッシュフィルムを見た富野監督の鶴の一声で『ETERNAL WIND』に変更になったとされている。

劇場公開まで時間のない、あまりにもギリギリになっての変更だったため、劇中とエンディングの両方で同じ曲が使用されることとなった。

F90には疑似人格コンピューターと呼ばれるオペレーションシステムが搭載されている。

1号機には『Type-A.R』、2号機には『Type-C.A』が搭載されており、それぞれかつてのパイロットである「アムロ・レイ」、「シャア・アズナブル」が元になっているとされる。

ジオン公国が宣戦布告した翌日、連邦の本拠地壊滅を目的とした『ブリティッシュ作戦(一週間戦争)』が実行された。

この作戦は壊滅状態になったサイドのコロニーを略奪し、地球に落下させるというもの。

この「コロニー落とし」によって、広島原爆300万発分、震度9の地震とそれに相当する津波が起こる計算になるという。

しかし、地球への攻撃が目的であればコロニーではなく、小惑星の方が質量も大きく、より大きな被害をもたらすことができたはずである。

あえてコロニーを利用したのは何故なのか。


この理由は落下させるものの形状にあった。

小惑星は凹凸が多く、大気圏内に入った時に空気抵抗の予測をつけるのが難しく、狙い通りに落下させることができない可能性があったのだ。

その点、スペースコロニーなら使いやすい形状で、万が一コースを外れることがあっても、内蔵している核パルスエンジンで軌道修正をすることができる。

そのためにコロニー使うことになったのだ。


しかし、人工物であるコロニーは小惑星ほどの強度はなく、攻撃によって破壊されやすいというデメリットがあった。

承知の上で実行したコロニー落としだったが、結果、作戦は失敗した。

V作戦で製造されたモビルスーツ。

このモビルスーツの型式番号の頭に『RX』という記号が付いている。

RX-75(RX-75-4)ガンタンク
RX-77(RX-77-2)ガンキャノン
RX-78(RX-78-2、VX-78)ガンダム

など。

さらに、連邦軍が民間と共同でモビルスーツを開発する計画を『RX計画』と呼ぶが、そもそも『RX』とは何なのだろうか。


実は、ガンダム放送当時は、スポーツカー『MAZDA RX-7』が流行しており、これにあやかって付けられた名前なのだとか。

ちなみに、放映前には『ガンダ-78』という名前だったらしい。

シャア専用ザクをはじめとする士官用のザクには頭頂部に“角(マルチブレードアンテナ)”が付いている。

一般兵が搭乗するザクにはその“角”が付いていないのだが、そうなると何故一般兵が搭乗する「グフ」には角が付いているのだろうか。

グフは量産されたすべての機体に角が付いている。

宇宙で運用されていたザクは、3~5機程度の部隊で編成されており、その中の隊長機にのみ“角”が付いている。

これは隊長機が司令塔となるので、通信機能や索敵機能を強化するためのカスタマイズなのである。

そもそも、グフが開発された目的の一つに「モビルスーツの飛行」というものがあった。

グフが実戦配備された後、ジオン公国内で試験され「グフフライトタイプ」を完成させた。

しかし、その前まではサブフライトシステムである「ドダイ」を使ってグフの飛行が実行されていた。

つまり、無人機である「ドダイ」を無線で操作する必要があったため、すべてのグフに機体の通信機能を強化させるための“角=マルチブレードアンテナ”を装備させたのだ。

『機動戦士ガンダム』は全52話の予定が全43話に短縮される形の打ち切りとなった。

この理由として「初回放送当時は人気が出ず、視聴率低迷のため打ち切りとなった」という話が、ひとつの歴史的事実として語られている。

しかし、当時『ガンダム』にかかわっていた人たちによると、『ガンダム』という作品は、当時でもかなり人気があったというのだ。

ただ問題は、その人気があった世代が高校生~大学生だったということ。

高校生~大学生に雑誌やレコードなどの関連商品が売れても、スポンサーが売りたがっていた玩具の売上にはつながらなかったのだ。

スポンサーとしてはいくら関連商品がヒットしようが、自社にメリットがなければ続けるのは難しい、ということだ。


結果的には、その後の映画化や再放送によって『ガンダム』はより幅広い層に受け入れられることになる。
スポンサーも変わり、プラモデルなどの商品で大成功した、というわけだ。


今となっては歴史的なロボットアニメだが、大ヒットの裏には関係者の努力に加え、多くの「偶然」があったということなのだろう。

機動戦士ガンダムが制作された1970年代や80年代のアニメ界は今よりも寛容な世界だった。

制作会社の垣根を越えて、別作品のキャラクターが出演することもあったのだ。

■第31話『ザンジバル、追撃!』
■第40話『エルメスのララァ』

ここに登場するのはあの「ルパン三世」と「次元大介」だ。

ホワイトベース出航時にメカニックマンとして登場している。

※第40話は第31話の使い回し映像。

■第43話(最終回)『脱出』

ア・バオア・クーでの最終戦。
リックドムの頭を蹴飛ばす直前に登場するのは「鉄人28号」。

右端にチラッと現れるのだが、版権の関係でDVDなどでは修正されてしまったようだ。

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