バカボンの名前の由来は薄伽梵(ばがぼん)であるらしい。

薄伽梵とは仏教用語で、言葉の意味は「煩悩を超越した徳のある人」だそう。

バカボンのパパの「これでいいのだ」という言葉からも納得できる話だ。

ただ、作者の赤塚自身はかつて雑誌などのコメントで、“馬鹿なボンボン、バガボンド=放浪者、天才=ハジメちゃんとバカ=バカボンのパパとボンボン息子=バカボンの3人合わせて「天才バカボン」”とした説なども唱えていたことがあり、「薄伽梵」という由来は後付では?との説もあるようだ。

さらに、1967年4月9日の週刊少年マガジンでの連載第1回では、扉絵の部分に、「バカボンとは、バカなボンボンのことだよ。天才バカボンとは、天才的にバカなボンボンのことだよ」という説明文が記されていたこともあるそうで、元々はそんなに深い意味などなかったのかもしれない。