近年の日本サッカー躍進の影の立役者といわれる「キャプテン翼」。

この漫画の影響は日本だけにとどまらず世界中に及んでおり、キャプテン翼の影響でサッカーを始めたというプロ選手が世界中に数多くいる。

日本人では中田英寿、世界的な名選手だとジダン、ロナウド、ピルロ、ジラルディーノ、デルピエロ、ザンブロッタ、ガットゥーゾ、インザーギ、トレゼゲ、フェルナンド・トーレス。

また、翼の移籍したFCバルセロナは作者を招待・入場無料としたり、ライバルであるレアル・マドリード側が

“なぜツバサをうちに入れてくれなかったんだ”

との声明を出すなど、世界のサッカーに与える影響も大きい。

特にイタリア、スペインで人気が高く、スペインでは非常に遅い動作のことを

“オリベル・イ・ベンジのシュートよりも遅い”
(アニメ版ではシュートを打ってから長い実況解説が入ることから)

と表現することわざまで生まれたという。
※オリベル・イ・ベンジとはキャプテン翼のスペイン版タイトル

主人公の大空翼がCFからMFに転向したことをはじめ、MFがゲームで最も重要なポジションと言う描かれ方だったため、Jリーグや日本代表においてはMFにタレントが集まり、逆にDFなど他のポジションの層が薄くなるなど、キャプテン翼が現在のサッカーにおいて『中盤のタレントが飽和状態』という状況の原因を作り出したとも言われている。