ジバニャンの当初の設定は、地縛霊ということもあり、怨念だらけのブラックな雰囲気であったという。

体も今よりも大きい設定だったのだとか。

さらに、ジバニャンといえば腹巻きであるが、これはキャラクターデザインの長野拓造氏の意向によるものだそう。

長野氏によると、ジバニャンには昭和のイメージがあったという。さらに「男はつらいよ」の寅さんが好きだったために、何かひと癖つけたかった、ということなのだそうだ。

そのため、長野氏の中では“腹巻きに手を突っ込むオッサン像”を作っていたのだという。

一歩間違えればジバニャンは中年オヤジだったかもしれないということだ。

しかし、子供をターゲットとした作品だったため、キャラクターに調整が加えられ、今ではなんとも可愛らしい姿となったのだった。

腹巻きは長野氏のお気に入りだったということで、そのままデザインとして残ったのだという。