アニメ漫画の都市伝説


『魔法少女まどか☆マギカ[前編] 始まりの物語』が公開されるにあたり、新キャラクターが登場するという噂がTwitterで大拡散し、ファンは新キャラの話題で持ちきりだったそうだ。

キャラクター設定は次の通り。

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名前:神名あすみ(12)
色:銀
魔法少女の衣装:ゴスロリ
願い:自分の知る周囲の人間の不幸
魔法:精神攻撃
武器:モーニングスター
髪型:ボブ
魔女名:Entbehrliche・Braut
性質:鬱屈
決め台詞:サヨナラ勝ち
性格:実に陰湿

劇中における彼女の役割は、暁美ほむらの否定。その精神攻撃を使ってほむらの本心を引きずり出す。

ファンからの愛称は「あすみん」。

***

だが、これらものキャラ設定やデザインは全て2ちゃんねるで練られたものだったそうだ。

雑誌のリーク風に仕上げるために、インタビューの文章やレイアウトも構成してあり、見事に仕上がった雑誌のリーク写真をTwitterに投稿。
それが瞬く間に拡散したのだ。

本当だと信じてツイートしていたファンを収拾させるのは大変だったようだ。


おそらく、この架空キャラクターの名前の由来は「阿澄佳奈」。
『まどか☆マギカ』のキャラクター原案である蒼樹うめ原作の漫画『ひだまりスケッチ』の主人公「ゆの」の声を担当しており、愛称は「あすみん」。

『ひだまりスケッチ』のメインキャラクターを担当している声優の中で、唯一TV版『まどか☆マギカ』に出演していなかった。

さらに、この2つの作品は制作会社(シャフト)や監督(新房昭之)が同じという共通点から、「神名あすみ」というキャラクターが創作されたのではないかと言われている。

ちなみに、後に上映された『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』では、新キャラ「百江なぎさ」役で出演することになったため、結果的には全くのデタラメでもなかったということか…

ホラー漫画で一世を風靡した楳図かずお先生が、一転しギャグ漫画「まことちゃん」を描き始めたのには理由があった。

先生が、真夜中に仕事をしていた時だった。

インターフォンが鳴った。

こんな時間に何事だ。

と思いドアの覗き穴を見ると血の気が引いたような顔をした女が立っていたそうだ。

薄気味悪い女の登場に流石にホラーの巨匠でも怖くなり、玄関越しに対応をしたそうだ。

女は先生のファンだ言い、ボソボソと喋りだした。

「なんで、私の生活をしってるの!?何故それを漫画にするの!?」

と訴えてきたそうだ。

この言葉により誰にも誤解されないような設定の下ネタ・エロネタ満載のギャグ漫画を描く事を決意したのだという。

アニメ『マギ』のとあるシーンが韓国で放送された際に規制が厳しすぎて大変なことになっていたそうだ。

問題のシーンはシンドバッドがアラジン、モルジアナと初めて出会うシーン。

道端で寝ていたところを泥棒に服などすべて盗られてしまい、全裸に葉っぱ1枚で登場するシンドバッドなのだが…

韓国版では葉っぱが大量に増え、360度葉っぱで包囲されていて、まるで腰ミノのような状態になっていたそうだ。

■実は他にも…

・アリババがお尻を丸出しにしているところにモルジアナが訪ねて来るシーンで、韓国版ではアリババがパンツを穿いていた。

・原作では胸を露出しているパイモンだが、台湾版では胸が(禁)という文字で隠されていた。

など。

露出が多いキャラばかりなので、これも致し方なし…ということなのか。

「週刊少年サンデー」にて連載中のマギ。「千夜一夜物語」をモチーフにした冒険活劇で、アニメも大好評であった。

実は、この作品のメインキャラ3人は、ネット上で「信号トリオ(信号機トリオとも)」と呼ばれているのだが、そのおかげで少々混乱をまねくことがあるようだ。

まず、マギではキャラクターの髪の色から、

青…アラジン
黄…アリババ
赤…モルジアナ

として信号トリオと呼ばれている。

混乱の原因となっているのは、人気ジャニーズグループ「嵐」にも信号トリオがいるからだ。

ジャニーズはメンバーカラーが決まっているようで、

青…大野智
赤…櫻井翔
黄…二宮和也

の3人を「信号トリオ」とファンは呼ぶそうだ。

このため、マギのアニメ放送中はネット上、特にTwitter上での「信号トリオ」の検索結果がかなり荒れていたという。

これも「マギ」の人気によるものといえるだろう。

ちなみに、他作品でも髪色やキャラのイメージカラーなどから「信号トリオ」と呼ばれることがあるようで、イラストサイトのpixivで検索すると、様々な信号トリオを見つけることができる。

1980年代前半にテレビアニメを中心に人気を博し「まいっちんぐ!」というセリフが当時大ブームにもなった『まいっちんぐマチコ先生』だが、作者のえびはら武司先生は漫画界の巨匠「藤子不二雄」の元に弟子入りし、2年間アシスタントをしていたそうだ。

当然ながら自然と「藤子不二雄」に画風が似ていき、「このままでは漫画家デビューできそうにないな。。」と考えた結果、

「藤子先生が絶対書かない様な不健全なお色気ものを書こう!」

と決意したそうだ。

こうして『まいっちんぐマチコ先生』が誕生したという。

マチコ先生にはモデルがおり、髪型は当事先生がファンだった大場久美子さん、体型は宮崎美子さんをモデルに描いたそうだ。

アメリカで発表された大人気コミックポパイ。
ほうれん草を食べると超人的なパワーを発揮し、悪役をやっつけるお話だ。

そんなポパイに影響を与えたディズニーキャラクターがいたという。

ミッキーマウスの愛犬プルート。
何故、プルートが影響を与えたのだろうか?

ポパイに登場する悪役といえば、ポパイの同僚でもあり、恋敵でヒゲ面に2メートルを超える大男のブルートだ。
このブルートについてアメリカで訴訟が起きたのだ。

プルートとブルートの名前が酷似しており、誤解を招くといった内容だったそうだ。
これにより、ポパイのブルートはアメリカで名前が使えなくなりブルータスに変更されたという。
また、日本ではブルートを使用しても問題が無いためブルートとブルータスが混在して使用されているそうだ。

『カービィシリーズ』において、多数の登場回数を誇る人気キャラクター「メタナイト」。

常に仮面を身に着けているため、その素顔を覗くことはなかなかできないが、メタナイトとの戦闘に勝利すると、大抵の場合は常に身につけている仮面が割れ、その素顔を確認出来るという。

その顔は、作品によって多少の違いはあるものの、素顔はカービィをそのまま青くしたような外見。瞳の色は仮面装着時の黄色とは異なり、白色だとか。

しかし、この素顔を見られるのはほんの一瞬で、仮面が割れるとすぐに顔を隠し、どこかへと飛び去ってしまうらしい。

なお、彼が自分の素顔を晒したがらない理由が何なのかは不明である。

当初カービィの名前は「ポポポ」という名前で、タイトルも「ティンクル・ポポ」となっていた。
これは、子供に覚えやすい名前にしようという意図からだった。

しかし、任天堂側から提案があり現在の「星のカービィ」に修正となった。

「カービィ」の由来は諸説あるが、正式なものは不明だとか。
アメリカに存在した掃除機会社の名前「Kirby」から取ったという説、かつてドンキーコングの著作権問題に従事していたアメリカ人の任天堂の顧問弁護士の名前「ジョン・カービィ」の名前から取った、などとも言われているが、生みの親の桜井政博氏や宮本茂氏本人も覚えていないという。

ひとがたポケモンのルージュラ。
このルージュラをめぐり、人種差別としてアメリカで批判を受けたそうだ。

ルージュラの特徴は黄色くて長い髪、大きな唇と丸い目玉だ。
そして黒い皮膚が「黒人差別」を助長するとして訴えられたという。

その後、ファイアレッド・リーフグリーン以降からルージュラの皮膚が黒からあずき色に変更されたという。

世界的な人気の背景がルージュラに表れたようだ。

「ジラーチ」とは七夕をモチーフとしたポケモンで、お腹にある「真実の瞳」には強力な宿っており、どんな願い事でも叶えてくれるのだ。
1000年のうち7日間しか目を覚まさない幻のポケモンである。

2003年に公開した『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』に登場する。
本作にて「ジラーチ」の声を演じた鈴木富子さんだが、2003年7月7日に急性心不全により死去したのだ。

彼女の没日と「ジラーチ」がモチーフとなった七夕が重なってしまった事が偶然だとは言えない気がしてならない。

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