アニメ漫画の都市伝説


劇中、ゾンビ化するウイルスが蔓延した世界の匿名掲示板やSNSではゾンビを「ZQN」と呼ぶ。

この呼称は、現実のネットスラング「DQN」が元ネタだと噂されている。

DQNとは粗暴な者、ヤンキーなどを指す言葉である。

『R.O.D(アール・オー・ディー)』は、本を愛し、紙を自在に操って闘う“紙使い”の活躍を描く「文系アクション」。

「R.O.D」は「Read or die」の略で、直訳すると「読むか死ぬか」。
つまり、「読まなければ死ぬ」といった意味が込められている。

小説原作の本作だが、アニメ版『R.O.D -THE TV-』では各サブタイトルに引用元ネタがあるのだ。

以下に全26話のサブタイトルを紹介する。

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第1話『紙は舞い降りた』
→ジャック・ヒギンズの冒険小説『鷲は舞い降りた』

第2話『ダメ人間ども集まれ』
→手塚治虫の漫画『人間ども集まれ!』

第3話『神保町で逢いましょう』
→歌謡曲『有楽町で逢いましょう』

第4話『中一コース』
→学習研究社発行の雑誌

第5話『やつらは騒いでいる』
→ロバート・マキャモンのホラー小説『やつらは渇いている』

第6話『ライトスタッフ』
→トム・ウルフの同題宇宙開発ドキュメンタリー

第7話『藪の中』
→芥川龍之介の同題小説

第8話『夜に惑わされて』
→麻宮騎亜『Compiler』のミュージッククリップ「夜に目覚めて」

第9話『闇の奥』
→ジョセフ・コンラッドの同題小説(映画『地獄の黙示録』の原作)

第10話『クリスマス・キャロル』
→チャールズ・ディケンズの同題小説

第11話『さよならにっぽん』
→大友克洋の同題漫画

第12話『紙々の黄昏』
第13話『続・紙々の黄昏』
→リヒャルト・ワーグナーの楽劇
『ニーベルングの指環』より第3夜「神々の黄昏」

第14話『紙葉の森』
→マーク・Z・ダニエレブスキーの小説『紙葉の家』

第15話『仄暗き地の底で』
→鈴木光司のホラー小説『仄暗い水の底から』

第16話『華氏四五一』
→レイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』

第17話『スイートホーム』
→遠藤淑子の同題漫画

第18話『告白』
→かわぐちかいじ(原作:福本伸行)の漫画『告白 CONFESSION』

第19話『家族ゲーム』
→本間洋平の同題小説

第20話『悲しみよこんにちは』
→フランソワーズ・サガンの同題小説

第21話『D.O.D -DREAM OR DIE-』
→沢井鯨のアジアンミステリー小説『D.O.D -DICE OR DIE-』

第22話『奪取』
→真保裕一の同題小説

第23話『嘘、そして沈黙』
→デイヴィッド・マーティンの同題小説

第24話『君が僕を知ってる』
→RCサクセションの同題曲
※本作の登場人物「菫川ねねね」のデビュー作のタイトルでもある。

第25話『たいした問題じゃない』
→速星七生の同題漫画

第26話『それから』
→夏目漱石の同題小説

原作でこそ最強に描かれているサイタマだが、元々は一般人であった。

幼少期ヒーローに憧れていたが、やむを得ず就職活動に励んでいたところ、怪人に襲われている子供を見つけ、傷つきつつも勝利する。

それから3年の修行の末に、最強のヒーローとなった。
しかし、髪の毛はすべて無くなってしまった。

『笑ゥせぇるすまん』は、藤子不二雄A原作のブラックユーモア漫画で、人間の本質であるいい加減さや愚かさ、弱さなどが描かれる寓話的な作品である。

この『笑ゥせぇるすまん』だが、ある都市伝説が存在する。


せぇるすまんである喪黒福造が、右手の人差し指をお客様の額に突きつけ、「ドーン!!!」としたその瞬間、お客様が喪黒の顔を殴る。

すると、喪黒の顔が割れ、人間ではないような本来の姿をさらけ出した…。

そして実は、「ドーン!!!」をする際の右手人差し指が“本当の顔”であった…と続くらしい。

しかし、原作『黒ィせぇるすまん』を含む単行本全6巻には、該当シーンは登場せず、残念ながら都市伝説の信憑性は低そうだというのが真相である。

2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで、2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、最終回が掲載された。

2007年6月24日のPEACH-PITの公式ブログにて千道万里が、それまで『ローゼンメイデン』に関するコメントを差し控え、ファンに不安と心配を掛けていたことの謝罪と今までの応援を感謝するコメントが発表された。

なお、以後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と記載したのみであった。

これ以降、『ローゼンメイデン』にまつわる動きは見られなかったが、2008年3月発売の『週刊ヤングジャンプ』16号にて『少女のつくり方 How to make a girl』と題した『ローゼンメイデン』の描き下ろしフルカラー漫画8ページを袋綴じ付録として掲載、また17号に於いて『ローゼンメイデン』の新連載が告知され、20号より月1回のペースで連載中である。

1979年9月17日に放送された『ルパン三世(TV第2シリーズ)』第101話「ベルサイユは愛に燃えた」は、オスカルとアンドレが登場し、『ベルサイユのばら』とのコラボ回となっている。

オスカルの声優はTVアニメ版でオスカルを演じた田島令子ではなく二木てるみ。
劇中では終始アンドレを深く愛し、原作やアニメでは見られなかった女性語を多用しているという。

既に石化している永遠の恋人・アンドレのもとへ行くため、ルパンを利用し石化する薬を手に入れ、最後にはこの世を去る、という切ない内容であった。

この話はルパン三世100回記念のシナリオ公募作品4話の内の一つで、アニメシリーズでは唯一の友情出演キャラクターということである。

『ルパン三世』は、『ルパン8世』まで存在するのをご存じだろうか。

1982年頃、ルパン三世の子孫であるルパン8世が活躍するという、子供向け作品として企画・製作された作品で、日本の制作会社とフランスとの合作である。

主人公のルパン8世が22世紀の未来で他の仲間達の子孫と一緒に冒険を繰り広げるというストーリーであるが、ルパン8世の職業が泥棒ではなく探偵となっている。

これは、倫理規定の厳しい日本国外で放送されることを想定したため、職業は探偵となり、宇宙でのストーリーが主となっているらしい。

しかし、残念なことに企画自体が頓挫してしまい、アニメ雑誌にも紹介されパイロット版含む5本のアニメフィルムが完成していたにも関わらず、結局お蔵入りとなってしまったということである。

誰もが知っている幅広い人気を誇る『ルパン三世』。
その主人公であるルパン三世だが、峰不二子との間に子供がいたというのだ。

1975年、「週刊少年アクション」に掲載された『ルパン小僧』でその存在が明らかとなった。

ルパン三世と峰不二子の間に生まれた子供、通称ルパン小僧が父親であるルパン三世を超える大泥棒を目指すというストーリーで、父親に認められて『ルパン四世』となるらしいが、実際はそこまで描かれておらず不明である。

ちなみに第一話にはルパン三世も出演している。
また、母親は峰不二子となっているが、作品中に母親の名前は登場せず、実際のところは不明とされる。
(『ルパン三世』本編でゲスト出演したルパン小僧が峰不二子に「あんたはニセモノで、俺の母親が本物の峰不二子だ」という発言をしているが、結局どちらが本物であるかは不明。)

『ルパン小僧』は、当時青年誌に連載されていた『ルパン三世』の内容が大人向けだったのに対し、創刊したばかりの少年誌で連載するに当たって、子供向けに編集部が作者に持ち込んだ企画から生まれた作品である。

「週刊少年アクション」の休刊に伴い全18話で終了となり、単行本全2巻が発行された。

後に文庫本のあとがきで作者であるモンキー・パンチ氏本人が、『ルパン小僧』の設定は編集部が持ち込んだ企画であるが、執筆を了承したあとも「少年誌で子供の泥棒が主人公の漫画」を描いて良いものか悩み、入稿期限を過ぎても下書きすら出来ていなかったと明かしているという。

高い評価を集めている大人気漫画『よつばと!』が、なぜアニメ化されないのか話題になっている。

『よつばと!』は、ほのぼのとした日常を描いた作品で、その絵柄がアニメ風なことも特徴とされている。
その人気ぶりからアニメ化を望む声も多いのだが、作者のあずまきよひこ氏がアニメ化を頑なに拒んでいるのだという。

理由として噂されているのが、作者のもう一つの代表作品『あずまんが大王』がアニメ化した際に、制作会社スタッフとの意向の違いがありすぎた、あるいは何らかの原因でスタッフが作者を怒らせてしまったため、アニメが嫌になってしまったからだというものだ。

しかしこれについて、作者であるあずまきよひこ氏本人がブログで「この噂はデマです。」とコメントしているという。
噂されていた『あずまんが大王』の制作会社スタッフとの不仲は全くの嘘で、実際は良好な関係だったそうである。

では何故『よつばと!』はアニメ化しないのだろうか。

これについて作者は、「『よつばと!』の世界観や、日常の演技描写は、アニメでは難しいから」だとコメント。
ファンは「作者本人が言うのだから、無理にアニメにする必要はないのでは」と支持しているという。

1968年~1969年に放送されたTVアニメ、『妖怪人間ベム』。

登場人物の3人「ベム、ベラ、ベロ」の語源を知ってるだろうか。

BMWが当時「ラヴェーロ」という車をイタリア向けに輸出していたのだが、赤いボディにつり目のような黄色いライトがとても個性的な車だったという。

制作スタッフはその車のイメージをヒントに「ベム、ベラ、ベロ」の3人の名前を決定。

「ベームベー(BMW)ラヴェーロ」を分解し、「ベーム ベーラ ヴェーロ」→「ベム、ベラ、ベロ」となったという。

車好きのスタッフが多かった時代の話である。

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